おしらせ

【受注制作】人権啓発ポスター

このたび公益財団法人東京都人権啓発センターが作成する「令和5年度人権啓発ポスター」に、想造楽工がデザイン・コピーを考案したポスターが企画競争ののち採用されました。

ポスターは人権尊重思想の普及高揚を図るため国際連合が定めた「人権デー」(12月10日)に基づき、各地で様々なキャンペーンが行われる12月4日〜10日までの「人権週間」に合わせ、東京都内の交通機関や小中学校など教育機関に掲出されるほか、人権週間に限らず通年用としても掲出される予定です。

うーーんと考えに考え抜いた渾身のメッセージ、
ぜひご一読いただけますと幸いです。

<ポスターに込めた想い>
私たち現代の日本人には年代を問わず、「周りと同じであるべき」という同調の圧力が潜在的に染み込み、生きづらさにつながっている場面が多いように感じます。

「みんなと違う」ことがあってもそれは人を取り巻く無数の要素の一部分に過ぎなく、全てが全て同じ人間は存在し得ません。

ひとりひとりが違って当たり前。その認識を各々が持って過ごすことができればもっとやさしい世界になると思う一方、それこそ多様な価値観が混在する中、共通認識を生む難しさも理解します。

「自分がみんなと違う」と苦しんでしまう人も、「あの人はみんなと違う」と思ってしまう人も、
少しでも考えを見直したり、背中を押すきっかけとなるポスターを作りたいと考えました。

ポスターに登場する絵を描いてくれたのは、福祉施設に通う障害のある方々です。心が和む、素敵な絵の表現力をお持ちの方々がたくさんいらっしゃり、力を合わせてひとつのビジュアルを制作しました。

絵を見て彼らは何をしているのかなと想像したり、メッセージについて考えていただく機会になることができれば幸いです。

東京都内の各所に掲出されていますので、ぜひ見つけた方は教えてください!
そしてご希望の方は、人権啓発センターさんにご連絡いただくと、ポスター現物を着払いにて送っていただけるそうです。