想造楽工とは

福祉作業施設に通う、障害のある人々の描く絵を商業に展開するデザインチームです。
絵の制作現場からデザイン完成まで、一貫して取り組みます。
「自社プロダクト開発」と「受注制作」の二軸を通し、
障害福祉の垣根を超えた新たな価値創造に向け、ユーモアあふれるデザインワークを生み出していきます。

障害福祉市場の課題

障害のある人々が働く上での課題のひとつに、
所得の低さがあります。
就労継続支援事業所利用者の平均月収額は、
A型で78,975円、B型で16,369円(令和元年度)となっています。

仕事の内容においても、どうしても効率や技能といった面で選択肢が限られていくことが一般的です。
好きなことを伸ばし、対価を得ていく挑戦がしたくても、
その機会と受け皿がとても少ない現状です。

ただ絵の表現は効率性とは比較できないものであり、
見る人の心を和ませたり新たな視点を与えてくれる、大きな力を持っています。
外部サポートによって多くの人々にこの世界観を届け、
障害のある人の描く絵を仕事につなげるため生まれたのが想造楽工です。

想造楽工のしくみ

想造楽工ではすべてのデザインワークを、
福祉作業施設の方々と協働して仕上げます。
利用者さんにはイラストレーターとして絵の制作を、
施設にはマネージメント(利用者さんとの仲介役)を
担っていただきます。

想造楽工のつくりかた

絵の制作から関わり、描き手の持ち味を引き出し能力を高め、イラストレーターとしての成長をサポートします。イラストとデザインを対等なパートナー関係とみなし、互いに補足しあって作品を仕上げます。

1.イラスト制作

制作を希望される福祉作業施設の利用者さんと、
絵を描く会(想造楽工の日)を設定します。

2.ディレクション

描いてもらった絵を見て、それぞれに合ったモチーフや描き方を提案し、
これだ!というものが生まれるまで制作を数回重ねていきます。

3.デザイン

絵を預かり線や色、配置などデザインのアレンジ作業を加えます。
印刷物や手描きで模写など、用途に合わせた手法で完成させます。

自社プロダクト制作

障害を持つイラストレーターたちの絵を主役に、各分野で活躍される職人さん方ととっておきのプロダクトを開発していきます。
ユーモアたっぷりの心和むイラストレーションが高い職人技術と融合され、身の回りの景色をのびやかな世界観で演出します。

受注制作(個人・企業の方向け)

「壁面ペイント」「グラフィック制作」「空間演出」
3つのオーダーを受け制作します。
個人・団体、行政・民間問わず、
福祉の枠を超えた様々なコラボレーションを目指していきます。

受注制作(福祉施設向け)

福祉作業施設の内外装や販売する商品など、
施設で使用するもの・空間のデザイン制作をお手伝いします。
絵の制作に参加した利用者さん全員のイラストを使うことを 前提とします。

イラストレーション費用のしくみ

目的や制作規模に応じて、3パターンで費用のしくみが異なります。
いずれにしても「障害があるから安く」という考えではなく、イラストレーターとして正当な対価を設定します。

※契約する福祉作業施設・イラストレーターの事情によっては仕組みを変更する場合もあります。

1.自社プロダクト制作

販売後、必要経費を引いた利益の50%をイラストのロイヤリティとして納め、内3割が施設に、7割がイラストレーターご本人に支払われます。

2.受注制作(個人・企業の方向け)

イラストとデザインの作業工数を計算し、全体予算からデザイン費・イラスト費を設定します(およそ30-60%がイラスト費)。内5割が施設に、5割がご本人に支払われます。

3.受注制作(福祉施設向け)

オーダーを伺い、デザイン費・ディレクション費のみを施設にご提案します。
イラストレーション費はこちらからはご請求しません。

想造楽工のようす